2012年11月11日
「降水確率50%」のカラクリ。

「降水確率50%」というのは、
「こういう予報が100回出されたうちの50回は雨が降る」という意味です。
過去に気圧配置やその他の気象条件が同じようになったときの何%か・・・
ということです。
ここで「雨が降るかどうか五分五分」と考えるのは早計です。
たとえば東京に雨が降る日は1年間でおよそ100日。
「雨」というのは「1mm以上の雨」で降っている長さは関係ありません。
100÷365×100≒27.4%
降水確率は10%刻みで出されるので一年を通じての降水確率は
30%くらいだと考えることができます。
「降水確率30%」の日が「雨が降るか降らないか五分五分」の日なのです。
天気予報で「降水確率50%」だと聞いて、
「晴れたら○○することに、雨だったらやめよう」と賭ける人は注意して下さい。
(注)傘を持って行ったほうがいいかどうかの判断基準ではありません。
小雨なら降っても傘は要りませんから。
また「降水確率0%」でも霧雨が降る可能性はありますし、
「降水確率100%」でも小雨しか降らないかもしれません。

もしも大事なプロジェクトや人生の転機に関わることで運を天に任せるつもりなら、
この時に「晴れ」に賭けるのはすごく不利です。
50%もあったら、ほぼ降ると思ったほうがいいでしょう。
「五分五分の日」に賭けに出るつもりなら、降水確率30%くらいの日にしましょう。
(話の内容は野間美由紀「アトモスフィア Special Season 降水確率」より引用。)
Posted by SemiPro(佐野進一) at 08:07│Comments(0)
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