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2015年02月06日

「愛の歌になりたい」。

前回の“お気に入りの音楽”に「あみん」(岡村孝子)の名前が出たついでに思い出した懐かしい少女漫画があります。

「愛の歌になりたい」。作者は麻原いつみ(まはらいつみ)。1990年代後半から現在のペンネーム・荻丸 雅子(おぎまる まさこに改める。オウム真理教の麻原(あさはら)彰晃と同姓であることを嫌ったとされる。



どういう繋がりがあるのかというと、舞台が「ヤマハボピュラーソングコンテスト」(略称ポプコン)なのです。静岡県民には「つま恋」と言った方がピンとくるかもしれませんね。
作中では「ORICON」となっていますが、小池聰行氏創業の企業が発行しているヒットチャート雑誌とは無関係であり(こちらの商号の由来は Original Confidence (絶対的な信頼)の略。)、内容的にはポプコンがモデルになっているととらえるべきでしょう。



「ヤマハボピュラーソングコンテスト」とは。(ウィキペディアより引用。)
ヤマハポピュラーソングコンテストとは、ヤマハ音楽振興会の主催で1969年から1986年まで行われたフォーク、ポップス、ロックの音楽コンテストである。略称「ポプコン」(POPCONとも)。後に年2回開かれるようになった。グランプリ優勝者には自動的にレコードデビューが約束され、世界歌謡祭の出場資格を得ることが出来た。もともと第5回まではプロを対象にしたコンテストで、アマチュア向けのプロへの登龍門として開催されるようになったのは第6回からである。

ここから輩出されたミュージシャンには、あみんの他に、アラジン(高原兄)、辛島美登里、八神純子、渡辺真知子、因幡晃、世良公則&ツイスト、円広志、チャゲ&飛鳥、雅夢、TOM★CAT、中島みゆき、明日香(平成25年10月25日逝去)などがいます。

(第1巻)葉子は高1の音楽大好き少女。怜のひきいるバンドの一員となってコンテストのグランプリをめざしてがんばるが思わぬトラブルが・・・!!葉子たちは乗りきれるだろうか!週刊少女コミック・昭和56年第21号より、大人気で連載の青春ミュージック・ストーリー。

(第2巻)葉子と怜は、プロをめざす音楽大好き人間。仲間と共にコンテストのグランプリをねらっているが、出場曲に致命的なミスが!時間は迫っている。葉子たちは・・・!?

(第3巻)葉子と怜は、プロをめざす音楽大好き人間。仲間と共にコンテストのグランプリをねらい猛特訓!ついに出場権をにぎったが、さまざまな試練と障害にあう。

(第4巻)怜がリズミック・ブルーから離れる!?葉子と仲間たちは、彼をとりもどそうと、大財閥・谷崎家と闘おうとするが・・・。グループのゆくえと葉子の愛は、どうなる!?

(第5巻)音楽が好き、怜が好き。葉子の中で二つは分けられないのに、どちらかを選ばなきゃならない!?葉子と怜はどんな選択をするのか。そしてリズミック・ブルーは・・・?

(第6巻)大プロデューサー・影山の目にとまった、リズミック・ブルー。このチャンスを、葉子たちは生かせるか?そして、怜との愛は・・・!?感動の完結編。







以下、ストーリーの細かいネタバラシをします。先に作品を読みたいという方はご注意!






(第1巻)
主人公・山室葉子(やまむろはこ)は、バンドのキーボード奏者を探している谷崎怜(たにざきれん)にスカウトされ、それまで親友のみづほと組んで活動していた軽音部バンド「こんぺいとー」を解散して「リズミック・ブルー」の一員となる。メンバーは(下図の左から)荒木東悟(リードギター)、坂井光太郎(ベース)、小野寺修二(ドラムス)、谷崎怜(リードボーカル)、山室葉子(キーボード)。



彼らは葉子の作曲した曲でコンテストに出場することを決めたが彼女のミス(シンセサイザーの準備不足)により一度は地区予選落ちしてしまう。

(第2巻)
尾津祐介氏というコピーライターの目にとまり推薦で再調整に残った彼らは、この曲には生ピアノがふさわしいことに本番直前に気づく。時すでに遅しと思われたが、アドリブ演奏でクリアし本選会への出場権を獲得する。



実は、怜は大財閥「谷崎家」の跡取り息子であった。父親の谷崎昌造氏率いる「ユーライア」グループは財界・政界をも動かすことの出来る特権階級集団なのである。
音楽産業に乗り出そうとしているユーライアにとってミュージシャンはいわば商品であるため、谷崎氏は息子が音楽をやることには猛反対している。
そのため怜はコンテストでグランプリを獲ってレコードデビューし既成事実を作ってしまうまでは、バンドをやっていることも父親に内緒にしておかなくてはならないのであった。

(第3巻)
本選会の会場は静岡県の姫合高原の野外ホール。ここに各地の予選を通過したバンドが集結する。その中には暴力的だが否が応でも引き込まれてしまうような音楽を演奏する「螺旋」というグループがいた。
彼らはリズミック・ブルーが最大のライバルであることを見抜き、グルーピー(追っかけファン)をそそのかして葉子を負傷させることでピアノを弾くことが出来ないように仕向ける。



しかし左手を負傷した葉子のパートを怜がカバーすることで逆に観客や審査員を感動させ、見事にグランプリを勝ち取ることが出来た。



そして、葉子たちはORICONを主催している中島楽器と「愛の歌になりたい」の著作権・原盤権の契約を結ぶ。これで中島楽器の許可なしにはどこも「愛の歌になりたい」のレコード化は出来ないことになった。
後日テレビ放映されたハイライト番組では、何故か葉子たちの出場シーンはカットされ「今回はグランプリ該当なし」、「一部報道に誤りがあったことをお詫び致します」とだけ報道された。
実は、中島楽器の上層部が谷崎氏と裏取り引きをしたのである。葉子たちのグランプリ獲得は取消され、レコードデビューは螺旋が次点繰り上げとなった。
原盤契約を結んでしまっている以上、葉子たちは「愛の歌になりたい」のレコードを出すことも出来なくなり、オリコンのことが父親にバレた怜は自宅に軟禁されているらしい。怜は自由に音楽をやるにはもはや日本を出るしかないという手紙を弟の守に託す。

(第4巻)
葉子たちに説得され、怜はもう一度父親と話し合うことにした。


(ユーライアは拳銃不法所持でも捕まらない特権階級なのである。)

強引な交渉の結果、怜は「一年以内にヒットチャートで1位を獲ること」という無謀とも言える条件をのんできた。しかし「愛の歌になりたい」のレコード化は不可能で、ゼロからやり直す他にまるで当てはない。
以前彼らを推薦してくれた尾津氏と偶然出会った彼らはマネージメントを頼むことにする。ただし、怜と葉子には「音楽を取るか、恋愛を取るか?」の二者択一が迫られることになった。

(第5巻)
「音楽を取るか、恋愛を取るか。」一週間後に結論を出すように言われた怜と葉子。
怜は自宅に篭って恋愛曲を何曲か作り、音楽と恋愛を両立させることが出来るという意思表示を見せようと準備をしてきたのだが、葉子はその様子から怜が音楽のほうを取るものと思い込み、一度は「私も音楽を取ります。」と口走ってしまう。しかし彼女も恋愛と音楽を両立させることを決心し、高校も中退する。



尾津氏が取ってきた彼らの初仕事は螺旋のコンサートの前座。尾津氏の目的は映画や音楽のプロデュースを道楽にしている御大尽・影山一揆氏の目にとまることだった。彼に認められれば、現状を抜け出してメジャー・レーベルと契約し、ヒットチャート1位を獲得する足がかりとなる可能性も出てくる。
だが、影山氏の現れる大阪公演の最終日、彼らの前座はカットされることになってしまった。

(第6巻)
前座をカットされてしまった彼らの逆襲。それは影山氏の乗っている車が交通渋滞で到着が遅れるように仕向け、コンサート終了後に自分たちの演奏だけを聴いてもらうことであった。
作戦は成功、影山氏は映画「カプリシャス」のテーマ・ミュージックに使わせて欲しいと言ってきた。
彼らもある条件を出した。それは「自分たちがオープニング・タイトルにシルエットで出ること」、「『音楽/リズミック・ブルー』・『主題歌/愛の歌になりたい』というようなクレジットは伏せておくこと。」である。



彼らの最終計画は、12月25日に行われる「ユーライア・ミュージック・フェスティバル」の半径200m以内で同時にコンサートを行い、デモンストレーションを行うこと。
そのための準備として、自主製作でレコードを出す。A面には左手だけのピアノの音と葉子の声「・・・私たちはカプリシャスのグループです。これはメッセージです。12月25日午後1時、新宿西口の後叉路交差点でコンサートを行います。『カプリシャスのテーマ』の本当のタイトルと歌詞をその時歌います。私たちは“リズミック・ブルー”です。事情により『カプリシャスのテーマ』はレコードで歌うことができません。・・・だからコンサートを開きます。12月25日新宿西口後叉路交差点に集まってください!」
いざ当日。もの凄い人だかりに加え、演奏が始まるや「ユーライア・ミュージック・フェスティバル」の観客までもが押し寄せてくる盛況ぶりとなった。
終了後には記者会見が行われ、中島楽器とユーライアの裏取り引きも白日の下に晒された。



中島楽器との契約も白紙に。そして・・・。



※この物語はフィクションであり、実在するポプコンなどの音楽コンテストではこのような裏取り引きが行われることはありません。


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Posted by SemiPro(佐野進一) at 07:00Comments(0)お気に入りの本(作家)

2015年01月08日

強制退院か?

いつも私の記事を愛読していただいている方へ。
昨日誤った時刻の予約投稿で公開にしてしまい後から順序を訂正したためイーラの新着記事欄に掲載されなかった記事が1つ前にあります。普段新着記事一覧から来られている方は合わせてご覧ください。
「がん患者の就活(下)。」


「アドラー心理学」という本によると
大変だとかやりたくないと思った時は休んでいい。それは逃げたことにはならない。
しかし別の章では
「できない」は「やりたくない」だけ。
と、手厳しい表現も。
今回は思い切り休もうと思いましたが、そんな時に限って「先生が頑張って動くようにと言っていましたよ。」と看護師さんがハッパをかけてきました。先生からは「血液検査の結果特に異常が見られず、入院させていても治療のしようがない。」とも言われてしまいました。心なしか塩対応の看護師さんがいるような気もします。
少しでも早く家に帰りたいだろうと思っての親心もあるかもしれませんが、今は病院に居させてもらうのが一番安心なのです。



ただ、本来の病棟に空きが出ずいつまでも他の病棟にいなければならないほど前も後もつかえているのが現状です。

本日家族が来た際に先生から母に話があるそうです。おそらく「何とか自宅で介護することは出来ないのか。」という内容だと思います。当日すぐに連れて帰れとは言われないでしょうが、強制退院の日は近いかもしれません。
せめて何処か信頼のおける介護施設などに転院出来たら良いのですが。

  


Posted by SemiPro(佐野進一) at 07:00Comments(0)お気に入りの本(作家)

2014年11月17日

いつの間にか500日。

「第2の誕生日。」を迎えてから「移植後DAY◯」のカウントを省いていましたが、ふと思い出して計算してみたら一昨日(15日)で500日に達していました。
移植から2年くらいの間はいろいろと身体的不具合が生じるかもしれないということで、案の定入院を繰り返すことになってしまい、まだあと半年くらいは安心出来ません。
ただ、いつまでも安静にしていなくてはいけないわけではなく、そろそろ活動の範囲を広げて良いと言われたので、イーラ大忘年会はまだ無理としても、近場へ出向くことが出来たらいいなと思っています。次のあんとさん祭りにはようやく顔を出すことが出来るのではないかと思います。

500日といえば流通ジャーナリスト・金子哲雄さんの著書「僕の死に方 エンディングダイアリー500日」。お亡くなりになってからもう2年以上経つんですね。
突然余命宣告をされたら私も果たして潔く振舞って居られるのかなと考えてしまいました。時間があったら読んでみたい一冊です。


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Posted by SemiPro(佐野進一) at 07:00Comments(0)白血病お気に入りの本(作家)

2014年11月10日

「走馬灯株式会社」。

入院前には6巻まで購入して読んでおり、ふと思い出して検索してみると、すでに10巻まで出ていて完結されていました。早速残りを電子書籍で購入して一気に読みました。

菅原敬太 (著)
ACTION COMICS(全10巻)
走馬灯株式会社。それは、自分の視点で記録された人生を観ることができる、不思議な会社。妻と子を失った男性、集団自殺希望の若者3人組、様々な人々が迷いこみDVDを観始めると、そこには、今まで知らなかった過去の真実、心の奥底にしまいこんだはずの秘密が。全てを観た後、彼らは…?
新鋭漫画家が贈る極上ミステリー。

「世にも奇妙な物語」に採用されそうなストーリーですが、単独でテレビドラマにもなっていたんですね。
出演:香椎由宇
4枚組(本編:約293分+特典映像)
・Vol.1:Disc.1~Disc.3収録(約88分)
・Vol.2:Disc.4~Disc.6収録(約88分)
・Vol.3:Disc.7~Disc.10収録(約117分)
・Vol.4:特典映像収録
2013年1月23日リリース
TBS「ドラマNEO」で2012年7~9月にオンエアされた香椎由宇主演のサイコミステリードラマ。
走馬灯現象とは、人間が死に際に見るといわれる、一生の記憶のリピート現象を形容する表現の事を云うが、このドラマの舞台となる「走馬灯株式会社」は、自分の人生を記録した映像がDVDで観られる不思議な場所。
ふとしたときにこの走馬灯株式会社に迷い込んだ者(各話のゲスト主役)は、ミステリアスな案内人・神沼(香椎由宇)から「あなたの人生、こころゆくまでかえりみてください。」との言葉と共にDVDを手渡される。「自分が知りえなかった衝撃の事実」や「心の奥底にしまい込んだはずの秘密」を観ることによって、どん底に突き落とされるような衝撃の真実と向き合う事になるかも知れない。全てを見終えたとき、人は一体何を思うのか?
原作は漫画アクションで連載中の人気コミック。



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Posted by SemiPro(佐野進一) at 15:00Comments(0)お気に入りの本(作家)

2014年10月31日

「スケバン刑事」他(和田慎二)。

2011年にお亡くなりになった漫画家・和田慎二さん。代表作は何といっても「スケバン刑事(デカ)」でしょう。
彼の作品のほとんどは白泉社『花とゆめ』に連載されたものであり、リアルタイムで読んだものはありません。単行本化されてから購入しています。

特にお気に入りなのが「スケバン刑事」「怪盗アマリリス」「超少女明日香(シリーズ)」「忍者飛翔(シリーズ)」です。
61歳でお亡くなりになってしまったため、月刊少女漫画誌『ミステリーボニータ』にて連載中だった「傀儡師リン」(コミックス既刊14巻まで)が遺作となりましたが、この作品だけはストーリーにあまり興味が持てず全く読んでいませんでした。ストーリー的にも中途半端(未完)と思われるので今後も手を出すことはないと思います。

と、ここまで書いて作品リストをチェックしていたところ、「超少女明日香」ってそれぞれのシリーズは一応完結しているから何となくスッキリしてはいるけど、主人公の明日香と田添一也は永遠に結ばれることはなくなってしまったんだな・・・としみじみ感じました。
一度は障害が全て取り払われてめでたく結ばれそうになったのに、明日香にはまだやるべきことが残っていることが分かり、一也の自分に関する記憶を全て消して別れてしまったまま、そんな悲しい終わり方になってしまいましたね。いつか続編が描かれる予定だったのかな。

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Posted by SemiPro(佐野進一) at 07:00Comments(2)お気に入りの本(作家)

2014年10月29日

「動物のお医者さん」。



こちらは今村さんちのえびくんです。シベリアンハスキーではありません。

入院中、久しぶりに病院内の図書館へ入りました。目的は「美味しんぼ」だったのですが、探している巻が貸出中でありませんでした。
代わりに目に止まったのがこれです。自宅に帰れば全巻あるので今回は借りていません。

「動物のお医者さん」
作者:佐々木倫子
1987-1993にかけて少女漫画雑誌「花とゆめ」で連載された。
単行本は全12巻、文庫版は全8巻、愛蔵版は全6巻。

この漫画の影響で、我が家の愛猫も2匹続けて「チョビ」でした。

あらすじ
大学受験を控えた高校生の西根公輝(ハムテル)と二階堂昭夫は、近道をするためにH大学の敷地内を通り抜けていた。
するとそこへ怖い顔をしたシベリアンハスキーの子犬が現れ、直後に子犬を捕まえるために出てきたアフリカの民族化粧をした男と出会う。
獣医学部の教授だというその男に「君は獣医になる。このカシオミニを賭けても良い」と当てずっぽうで予言され、シベリアンハスキーの子犬を押し付けられたハムテルは、親友の二階堂と共にH大学に入学し獣医を目指すハメに。

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2003年にテレビドラマ化されました。
テレビ朝日で放映されたドラマ版。主演・ハムテル役は吉沢悠、ナレーションはキートン山田。
原作をベースにしているものの、特に獣医学生の生活や札幌や北海道という土地を感じさせる演出に乏しく、原作に出てきたいくつかの話を拾って構成している。
原作そっくりのシベリアンハスキーのチョビと、二階堂を演じる要潤は神レベルの再現度。江守徹の漆原教授、加藤治子のユリちゃんがそれに続く。

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Posted by SemiPro(佐野進一) at 07:00Comments(0)お気に入りの本(作家)

2014年10月19日

金属音病事件。

退院後の体調が不安定です。足の裏が痛いのと腰痛も相まって立ち上がるのが大変です。先日外来受診の際に足がまたむくみ始めていることと体重の増加が大きいことを報告して、利尿剤を1日2回に増やして様子を見ることになりました。利尿剤が作用すると夜中に何度もトイレに行くことになり大変なので、ベッドの脇に尿瓶(しびん)を置いて使用するようにしました。来週には接骨院への通院も再開する予定です。

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昨日早朝、また原因不明の高熱に見舞われてしまいました。1日氷枕をして寝ていたらほぼ平熱に下がりましたが、39℃まで上がるとかなりしんどくなります。
そんな時にふと思い出した本が佐野洋さん(2013年4月27日、満84歳没)の「金属音病事件」。1961年ということで私が生まれる前の作品ですが、他にも短編集が多いので高校生の頃にかなり読み漁りました。ジャンルはSFミステリーですが、エロティックな描写が結構出てきます。
ちなみにこの作品に出てくる「金属音病」というのは、
“金属音病”――キーンキンという断続的な幻聴と激しい高熱、そして電子頭脳ばりの記憶再生機能を持つようになる奇妙な病気。友人が車に轢かれたのをきっかけに、この奇病にとりつかれたのだった。病気の原因は何か?調査の結果、同じ奇病を持つウエイトレスを捜し出し、友人と引き会わせた。だが面談後、彼女は何と友人が数日中に殺害されるであろうと予言したのだ!
という設定で、事件に発展していきます。結末はちょっとしたどんでん返しになっているのでここではネタバレはしないでおきますが、記憶の引き出しが完璧に整理されるのでどこに片付けたかも明瞭で同じものをダブって買ってしまったりすることがないのが羨ましいかな。(笑)

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Posted by SemiPro(佐野進一) at 07:00Comments(0)お気に入りの本(作家)

2014年10月15日

「犯人のいない殺人の夜」「怪しい人びと」「あの頃の誰か」。

タイトルの3冊は、「木曜劇場東野圭吾ミステリーズ」に使用された東野圭吾さんの推理短編集です。
「犯人のいない殺人の夜」は1990年、「怪しい人びと」は1994年光文社刊。
「あの頃の誰か」は2011年光文社文庫。

「木曜劇場東野圭吾ミステリーズ」(2012年 フジテレビ系)
木曜劇場のシリーズでは珍しく、1話1週読みきり型のオムニバス形式で描くシリーズ。
東野圭吾は数多くのミステリー小説を発表し続けてきたが、この番組では3作の短編集『犯人のいない殺人の夜』、『怪しい人びと』、『あの頃の誰か』の中から厳選された11作品を選び、毎週異なる出演者で本格的なシリアスミステリー、ホラー、コメディーなど、「東野ワールド」を忠実に再現する。

「犯人のいない殺人の夜」
高校を舞台にした「小さな恋の物語」?いえいえ、「小さな故意の物語」です(笑)。さまざまな欲望が交錯した一夜の殺人事件を描いた表題作など、人間心理のドラマと、ミステリーの醍醐味を味わう傑作七編!

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「怪しい人びと」
あなたのそばにいる優しい人が、いつの間にか怪しい人びとに―。著者ならではの斬新なトリック満載の傑作推理集。

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「あの頃の誰か」
メッシー、アッシー、ミツグ君、長方形の箱のような携帯電話、クリスマスイブのホテル争奪戦。あの頃、誰もが騒がしくも華やかな好景気に躍っていました。時が経ち、歳を取った今こそ振り返ってみませんか。東野圭吾が多彩な技巧を駆使して描く、あなただったかもしれれない誰かの物語。名作『秘密』の原型となった「さよなら『お父さん』」ほか全8篇収録。

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東野圭吾さんの作品は、ドラマや映画では良く観ています(「秘密」「ガリレオ」「流星の絆」など)が、活字で読むのは初めてです。「放課後」は原作ではなく、コミック化された作品(画:霜月かよ子)だけ読んでいます。
今回の作品は、病院の図書館でたまたま手に取って、長編ならとても読む気にならなかったでしょうが、短編集だったので借りてみました。

30年以上前から、筒井康隆、眉村卓、小松左京、星新一などのSF作家にハマっていました。特にショートショート。
筒井康隆「笑うな」「あるいは酒でいっぱいの海」「おれに関する噂」「時をかける少女」、眉村卓「まぼろしのペンフレンド」「なぞの転校生」「ねらわれた学園」、小松左京「日本沈没」、星新一「ボッコちゃん」などです。

東野圭吾さんは、私がSF小説を読み込んでいた時期には特に目立った作品はなく、「秘密」で一躍人気が出たのだと思います。

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「真夏の方程式」もかなり話題になっていましたがまだ観ていません。そのうちに原作を読むか、DVDでも観ることにします。

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Posted by SemiPro(佐野進一) at 16:01Comments(0)お気に入りの本(作家)

2014年10月07日

「夜明けの図書館」。

本日の1冊は「夜明けの図書館」という公共図書館でのレファレンスサービスをテーマにした漫画です。



作者:埜納(ののう)タオ。

今回初めて読んでみた漫画家です。
きっかけは、Amazonで書籍を注文した際に表示される「この商品を買った人はこんな商品も買っています」の紹介が目にとまったので。

概要:図書館での業務には、カウンターでの受付、返却された本を元のコーナーに戻すといった事務的な仕事の他に、利用者の調べものをサポートする「レファレンス・サービス」というものがあります。
単に「○○という本はありますか?」「△△について調べたいんだけど」という問い合わせならパソコンのデータベースなどである程度は検索出来るかもしれません。
「タイトルは覚えてないんだけど、昔読んだ本を・・・」といった曖昧な情報しかない難問に新米司書・ひなこが立ち向かいます。

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少し大人しい作風ですが、全国の司書からは多くの反響もあり、「レファレンス」という行動に興味のある方にはお薦めです。

  


Posted by SemiPro(佐野進一) at 10:04Comments(0)お気に入りの本(作家)

2014年10月05日

「美味しんぼ」。

本日のお気に入りの一冊はこちら。「美味しんぼ」です。



この作品の連載が始まったのとビッグコミックスピリッツを買って読み始めたのが同時期でかなり長い間読んでいました。スピリッツを買わなくなってからもしばらくはコンビニなどで幾つかの作品だけは流し読みしていましたが、次第に興味も薄れてしまいました(その理由はこの後半で)。なので、ネット上の風評を鵜呑みにしているところもあるかもしれません。

連載開始時からのコンセプトは面白かったのですが、途中、作画担当の花咲アキラが「自分の作品が美味しんぼだけという印象を持たれるのが嫌だ」と連載終了を希望したのか、山岡士郎と海原雄山をとりあえず和解させる形でいったん区切りをつけたようです。
しかし時すでに遅し、次の作品の登場人物はすでに美味しんぼのキャラにしか感じられません。



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いつの間にか作風がガラッと変わってしまって登場人物は皆ふっくらとした顔。作画担当が変わったのかと思う程です。

初期の山岡士郎と栗田ゆう子。





こちら、後期の二人。士郎は幸せ太り?ゆう子の首のサイズも変わり過ぎ。(笑)





最後は海原雄山との確執も完全に消え真の和解がなされたようで、ニュースにもなりましたね。

美味しんぼ:山岡と雄山が「真の和解」連載31年で
MAN TAN WEB 毎日新聞 デジタル

雁屋哲さん原作、花咲アキラさん作画の人気マンガ「美味しんぼ」で、主人公の山岡士郎が、ライバルで父の海原雄山と「真の和解」を果たしたことが、21日発売のマンガ誌「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)21号で明らかになった。連載31年でついに訪れた名シーンに注目が集まりそうだ。

「美味しんぼ」は1983年から「ビッグコミックスピリッツ」で連載中の人気グルメマンガ。東西新聞文化部記者の山岡と栗田(現・山岡)ゆう子が取り組む「究極のメニュー」と、「美食倶楽部」主宰の雄山の監修でスタートしたライバル紙・帝都新聞の「至高のメニュー」の料理対決を軸に、食をめぐるストーリーが展開される。

山岡は子供時代から父・雄山の元で修業を積んでいたが、家を飛び出したという設定で、これまでは憎み合う場面が描かれた。だが物語が進むと、山岡は雄山と母の強い絆を知るなどして態度が軟化。2008年の同誌では、雄山から士郎へワインが送られる“和解”のシーンが描かれていた。

今回は二人が思い出の場所で直接会い、山岡が雄山へ決定的な言葉をかける場面も描かれている。また最後のページにも「ついに父と子の間に訪れた本当の和解」の文が添えられている。



その後、肝心の料理対決は世代交代とやらで他人(後継者)任せ。
テーマは原発事故関連ばかりになり、それこそ「美味しんぼ」から離れて取り上げたら良かったのにと思います。

ちょっと愚痴が長くなりましたが、グルメ漫画としては最高傑作だったと思います。その中で特に思い入れのある回をいくつか取り上げます。

第1巻・・・第1話「豆腐と水」、第2話「味で勝負!!」、第4話「平凡の非凡」、第6話「油の音」、第7話「ダシの秘密」。
ぐうたらな主人公・山岡士郎がなぜか食や料理に関してはそこらのプロ職人より詳しかったり腕が良いという話とその理由が次第に明かされていきます。後々の伏線でもあります。
第2巻以降は「何かしら欠点のある料理」や「料理が発端となるトラブル」を山岡が解決していく、或いは父・海原雄山との対決に繋がる、という図式が多くなります。

記憶に残っているのが第9巻・第4話「黒い刺身」。
中国残留孤児の肉親探しに協力することになるのですが、記憶にあるのは幼少時に食べた黒い刺身だけ。



その正体が判明して味をきっかけに自分の過去の記憶もよみがえり、生き別れた姉と対面という結末に感動しました。今でもたまにこの回だけ読み返したりします。



他には・・・

11巻・第5話「トンカツ慕情」。貧乏学生の頃にトンカツを食べさせてくれた夫妻。アメリカで成功して帰国し行方を探し当てると、騙されて店を失い今は老人ホームに入っていた。その恩人に新しい店をプレゼントする。



他も読み返してみないと、お気に入りの話はすぐには出てこないなあ。それだけ長く連載しているということですね。

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Posted by SemiPro(佐野進一) at 09:20Comments(0)お気に入りの本(作家)