2013年11月18日
お父さんが落としたのは・・・?
童話「金の斧」。
「しまった! うっかり池に斧を!・・わっ」
「あなたが落としたのは、この金の斧ですかそれともこの銀の斧ですか」

「・・・あんた、池の中にいたんだよな」
「そうですが」
「斧が落ちたの、わかったんだよな」
「いかにも」
「で、金でも銀でもなかったっていうことに気付かなかったわけか?」
「え。いや、あの」
「はい、この指は何本?」
「さ、三本」
「見えてますね」
「うっ」
「まあいいや。俺の落としたのは金でも銀でもなく、鉄の斧ですよ」
「あ、あなたは、ええと正直者です。ご褒美にこの」
「ちょっと待って。『正直者』ってことは、やっぱり最初からわかってたんだな」
「えー・・蒸し返すんだ・・・」
「んで、こいつ欲深いかどうか試しちゃおー、なんて思い上がってたわけだ」
「そうじゃないです」
「うっかり俺が『金の斧です』とでも答えたら、罰とやらで拾得物横領しようと思ったわけね」
「違い・・ます・・・うっ」
「それってさ、楽しいのか?」
「うっ。ぐすっ」
「楽しいのかって訊いてんの」
「あたしそんな、そんなつもりじゃ・・・ぐす・・ぐすっ」
「やがてその涙は池から川に、川から海になって・・・
だからこそ海の水はあんなにしょっぱいんだよ。
めでたしめでたし。はいおやすみ。」

「パパきらい」
「なんで?」
お父さんが落としたものは娘の評価みたいでした。
2chより。
移植後DAY138。
「しまった! うっかり池に斧を!・・わっ」
「あなたが落としたのは、この金の斧ですかそれともこの銀の斧ですか」

「・・・あんた、池の中にいたんだよな」
「そうですが」
「斧が落ちたの、わかったんだよな」
「いかにも」
「で、金でも銀でもなかったっていうことに気付かなかったわけか?」
「え。いや、あの」
「はい、この指は何本?」
「さ、三本」
「見えてますね」
「うっ」
「まあいいや。俺の落としたのは金でも銀でもなく、鉄の斧ですよ」
「あ、あなたは、ええと正直者です。ご褒美にこの」
「ちょっと待って。『正直者』ってことは、やっぱり最初からわかってたんだな」
「えー・・蒸し返すんだ・・・」
「んで、こいつ欲深いかどうか試しちゃおー、なんて思い上がってたわけだ」
「そうじゃないです」
「うっかり俺が『金の斧です』とでも答えたら、罰とやらで拾得物横領しようと思ったわけね」
「違い・・ます・・・うっ」
「それってさ、楽しいのか?」
「うっ。ぐすっ」
「楽しいのかって訊いてんの」
「あたしそんな、そんなつもりじゃ・・・ぐす・・ぐすっ」
「やがてその涙は池から川に、川から海になって・・・
だからこそ海の水はあんなにしょっぱいんだよ。
めでたしめでたし。はいおやすみ。」

「パパきらい」
「なんで?」
お父さんが落としたものは娘の評価みたいでした。
2chより。
移植後DAY138。
Posted by SemiPro(佐野進一) at 10:02│Comments(0)
│笑える話