2014年12月29日
私の今年の漢字は。
「トムとジェリー、仲良く喧嘩しな」というフレーズを思い出しました。
最終回、ジェリーはトム以外の猫に捕まり、トムがそれまで適度に喧嘩相手をしてくれていたことに気付かされるのです。
適当に喧嘩してまたすぐに仲直り出来る、それが理想の仲良しなんですね。私の人生の失敗のひとつに、その要因を垣間見た気がします。
当時、交際していた彼女(元妻)と、お互い嫌われるのが怖くて喧嘩が出来ませんでした。
私は相手が不機嫌になったらトラブる前に謝って収めてしまおうとするタイプでした。一方、少しキツいことを言われるとショボーンとしてしまう私に、彼女も不満が生じてもぶつけにくかったようです。
その場は平穏に見えますが、かえって鬱憤を溜め込んでしまったのでしょう。初めてマジ喧嘩になってしまい、収拾がつかないまま終わりを迎えたのは、すでに入籍した後でした。普通なら単に交際してみて反りが合わず別れただけかもしれないのが、なまじ入籍が早かったためにバツイチという傷跡を残してしまいました。思い返すと取り返しのつかないことだったと今なら分かることもいくつかあります。
でも所詮は「価値観の違い」ばかりだったな。別れておいて正解。(笑)
今の私の身体の中では、自分の古い幹細胞とドナーから貰った新しい幹細胞を適度に喧嘩させながら馴染ませようとしている最中です。
いつまでも喧嘩させないのでは移植を受けた意味がなく、かといってあまり早いペースで馴染ませようとしても拒絶反応で身体への負担が大きくなります。体調の回復も相変わらず上向きばかりではないようです。
来年は、果たしてどうなることやら。
というわけで、今の私を象徴する漢字は「病」や「療」、はたまた「喧」かもしれませんが、総合でもうしばらくは「闘」のほうがしっくりくるのかな。
最終回、ジェリーはトム以外の猫に捕まり、トムがそれまで適度に喧嘩相手をしてくれていたことに気付かされるのです。
ジェリーが大人になった頃トムはもうこの世にいませんでした。
(中略)
そんなある日ジェリーの前に一匹の猫が現れました。トムよりのろまで体も小さい猫です。喧嘩相手のトムがいなくなって寂しかったジェリーは、 今度はこの猫を喧嘩相手にしようと考えました。そこでジェリーは、穴のあいた三角チーズが仕掛けられたねずみ取りを利用して、その猫に罠をかけることにしました。いつもトムにしていたように。
猫はチーズの近くまで来たとき、ジェリーが出てくるより早く美味しそうなねずみの匂いに気づき、目にもとまらぬ速さで隠れていたジェリーに襲いかかってきました。血まみれのジェリーは薄れ行く意識の中で、本当は鼠が猫と喧嘩して勝てるわけがないことと、いつもトムはジェリーに「してやられた」ふりをして、わざとジェリーを捕まえないでいたことを、そのとき始めて知ったのです。
ジェリーの魂が体を抜けた時、空の上には優しく微笑みジェリーを待っているトムがいました。
「また喧嘩ができるね」
「のぞむところさ、今度こそは捕まえてやるぞ」
(サザエさんやドラえもんの最終回のように、いわゆるネット上で語られている都市伝説のような話ですが、公式には実在せず誰かが創作しただけのようです。)(中略)
そんなある日ジェリーの前に一匹の猫が現れました。トムよりのろまで体も小さい猫です。喧嘩相手のトムがいなくなって寂しかったジェリーは、 今度はこの猫を喧嘩相手にしようと考えました。そこでジェリーは、穴のあいた三角チーズが仕掛けられたねずみ取りを利用して、その猫に罠をかけることにしました。いつもトムにしていたように。
猫はチーズの近くまで来たとき、ジェリーが出てくるより早く美味しそうなねずみの匂いに気づき、目にもとまらぬ速さで隠れていたジェリーに襲いかかってきました。血まみれのジェリーは薄れ行く意識の中で、本当は鼠が猫と喧嘩して勝てるわけがないことと、いつもトムはジェリーに「してやられた」ふりをして、わざとジェリーを捕まえないでいたことを、そのとき始めて知ったのです。
ジェリーの魂が体を抜けた時、空の上には優しく微笑みジェリーを待っているトムがいました。
「また喧嘩ができるね」
「のぞむところさ、今度こそは捕まえてやるぞ」
適当に喧嘩してまたすぐに仲直り出来る、それが理想の仲良しなんですね。私の人生の失敗のひとつに、その要因を垣間見た気がします。
当時、交際していた彼女(元妻)と、お互い嫌われるのが怖くて喧嘩が出来ませんでした。
私は相手が不機嫌になったらトラブる前に謝って収めてしまおうとするタイプでした。一方、少しキツいことを言われるとショボーンとしてしまう私に、彼女も不満が生じてもぶつけにくかったようです。
その場は平穏に見えますが、かえって鬱憤を溜め込んでしまったのでしょう。初めてマジ喧嘩になってしまい、収拾がつかないまま終わりを迎えたのは、すでに入籍した後でした。普通なら単に交際してみて反りが合わず別れただけかもしれないのが、なまじ入籍が早かったためにバツイチという傷跡を残してしまいました。思い返すと取り返しのつかないことだったと今なら分かることもいくつかあります。
でも所詮は「価値観の違い」ばかりだったな。別れておいて正解。(笑)
今の私の身体の中では、自分の古い幹細胞とドナーから貰った新しい幹細胞を適度に喧嘩させながら馴染ませようとしている最中です。
いつまでも喧嘩させないのでは移植を受けた意味がなく、かといってあまり早いペースで馴染ませようとしても拒絶反応で身体への負担が大きくなります。体調の回復も相変わらず上向きばかりではないようです。
来年は、果たしてどうなることやら。
というわけで、今の私を象徴する漢字は「病」や「療」、はたまた「喧」かもしれませんが、総合でもうしばらくは「闘」のほうがしっくりくるのかな。
Posted by SemiPro(佐野進一) at 13:30│Comments(0)
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