2015年01月21日
懐かしい顔ぶれ。(後)
«「懐かしい顔ぶれ。(前)」。
「良心を売る店 よしだ」の若おかみ・Tomoさんの企画するきらく場が静岡だいいちテレビの「○ごとワイド news every.しずおか」で取り上げられました。

三島市の呉服店では、着物ユーザーを増やすための取り組みが始まりました。
今月各地で行なわれた成人式。新成人を彩るのが、日本の伝統文化「着物」。色彩豊かな振り袖の数々が門出に華を添えます。

しかしこの陰で、着物を取り扱う呉服業界が今窮地に立たされています。
ー今日着物は・・・?
ーー姉のお下がりです。
ーーレンタルです・・・。
新成人に話を聞いても、新たに購入したという人はほとんどいません。

呉服業界の小売市場規模は、10年前およそ6千億円ありましたが、近年3千億円まで縮小していると見られています。

三島市大場にある老舗呉服店「よしだ」。

店長で三代目の吉田昌敏さんも経営の苦しさを口にします。

「本当に着物がいきなり売れなくなった。今までいたお客さんが一気に離れてしまったんですね。店をどうしようかと毎晩悩んだ時もありました。」
そんな苦しい業界の復活を賭け、昌敏さんの妻、智美さんが立ち上がりました。
茨城県出身の智美さんは、昌敏さんとの結婚を機に嫁いできました。それまではシステムエンジニアをするなど着物とは無縁だったといいます。

そんな智美さんですが、店内の一角を果敢に改装、机と椅子を並べ装飾を施し、人が集うスペースを作りました。
名付けて呉服屋サロンきらく場。

ーここで何をやるのでしょうか。
ーー海苔屋さんとコラボして手巻き寿司をやってみたりとか、呉服屋さんが考えるアイディアとは違うようなセミナーとかワークをやる場所にして行きたいんです。

ーここでは、英会話教室や料理教室など様々な講座やイベントを月1回のペースで行なう予定だといいます。一見、呉服業とはあまり関係なさそうですが、その狙いは?


業界の復活には、とにかく呉服店に気楽に足を運んでもらうことから。

智美さんはスキルを活かし、ネットを通じて参加者を募ります。

迎えた初日。

きらく場に参加する人達が店に集まってきました。
参加者は着物を着ることを原則としていて、自前でもレンタルでもまず着付けを行ないます。



ー着物を着るのっていうのは久しぶりですか?
ーー成人式以来ですね。
今回参加したのは、智美さんのブログを見た40代の女性5人。久しぶりの着物姿に自然と笑みがこぼれます。

着付けが終わるときらく場での講座です。

初回は風呂敷の包み方講座で、智美さんが丁寧に結び方などを教えていきます。


講座が終わると、先ほど包んだ風呂敷バッグを片手に移動。

市内の飲食店でいわゆる“着物女子会”を開き、同世代の話に花を咲かせました。

ーーやっぱりみんなが着てるところに行けば自然じゃないですか。こういう場があると色々試してみたくなりますし、いいと思います。

ーー意外に思い切って(呉服店に)入ってみるといいなと思いました。
着物と市民との接点を作りたかった智美さん。


着物を着る機会ができたことがまず第一に良かったと思っています。
着物を売るのではなく、まず着る機会を提供する。目先にとらわれない街の呉服店の取り組み。花は咲くのでしょうか。



「良心を売る店 よしだ」の若おかみ・Tomoさんの企画するきらく場が静岡だいいちテレビの「○ごとワイド news every.しずおか」で取り上げられました。

三島市の呉服店では、着物ユーザーを増やすための取り組みが始まりました。
今月各地で行なわれた成人式。新成人を彩るのが、日本の伝統文化「着物」。色彩豊かな振り袖の数々が門出に華を添えます。

しかしこの陰で、着物を取り扱う呉服業界が今窮地に立たされています。
ー今日着物は・・・?
ーー姉のお下がりです。
ーーレンタルです・・・。
新成人に話を聞いても、新たに購入したという人はほとんどいません。

呉服業界の小売市場規模は、10年前およそ6千億円ありましたが、近年3千億円まで縮小していると見られています。

三島市大場にある老舗呉服店「よしだ」。

店長で三代目の吉田昌敏さんも経営の苦しさを口にします。

「本当に着物がいきなり売れなくなった。今までいたお客さんが一気に離れてしまったんですね。店をどうしようかと毎晩悩んだ時もありました。」
そんな苦しい業界の復活を賭け、昌敏さんの妻、智美さんが立ち上がりました。
茨城県出身の智美さんは、昌敏さんとの結婚を機に嫁いできました。それまではシステムエンジニアをするなど着物とは無縁だったといいます。

そんな智美さんですが、店内の一角を果敢に改装、机と椅子を並べ装飾を施し、人が集うスペースを作りました。
名付けて呉服屋サロンきらく場。

ーここで何をやるのでしょうか。
ーー海苔屋さんとコラボして手巻き寿司をやってみたりとか、呉服屋さんが考えるアイディアとは違うようなセミナーとかワークをやる場所にして行きたいんです。

ーここでは、英会話教室や料理教室など様々な講座やイベントを月1回のペースで行なう予定だといいます。一見、呉服業とはあまり関係なさそうですが、その狙いは?


業界の復活には、とにかく呉服店に気楽に足を運んでもらうことから。

智美さんはスキルを活かし、ネットを通じて参加者を募ります。

迎えた初日。

きらく場に参加する人達が店に集まってきました。
参加者は着物を着ることを原則としていて、自前でもレンタルでもまず着付けを行ないます。



ー着物を着るのっていうのは久しぶりですか?
ーー成人式以来ですね。
今回参加したのは、智美さんのブログを見た40代の女性5人。久しぶりの着物姿に自然と笑みがこぼれます。

着付けが終わるときらく場での講座です。

初回は風呂敷の包み方講座で、智美さんが丁寧に結び方などを教えていきます。


講座が終わると、先ほど包んだ風呂敷バッグを片手に移動。

市内の飲食店でいわゆる“着物女子会”を開き、同世代の話に花を咲かせました。

ーーやっぱりみんなが着てるところに行けば自然じゃないですか。こういう場があると色々試してみたくなりますし、いいと思います。

ーー意外に思い切って(呉服店に)入ってみるといいなと思いました。
着物と市民との接点を作りたかった智美さん。


着物を着る機会ができたことがまず第一に良かったと思っています。
着物を売るのではなく、まず着る機会を提供する。目先にとらわれない街の呉服店の取り組み。花は咲くのでしょうか。



Posted by SemiPro(佐野進一) at 07:00│Comments(2)
│TV
この記事へのコメント
きゃぁ〜〜、これは大変な作業よぉ。
画像も、そして言葉も文字に起こして…。
ありがとうございます〜(T^T)
感激ですっ!!
画像も、そして言葉も文字に起こして…。
ありがとうございます〜(T^T)
感激ですっ!!
Posted by Tomo
at 2015年01月21日 23:08

Tomoさん
現在下半身麻痺で寝たきり状態、自由に動くのは腕だけという状態なので、テレビ出演したブロガーさんを極力チェックするしか楽しみがありません。
現在下半身麻痺で寝たきり状態、自由に動くのは腕だけという状態なので、テレビ出演したブロガーさんを極力チェックするしか楽しみがありません。
Posted by SemiPro(佐野進一) at 2015年01月22日 10:47